こんにちは、おとパパです。
きょうはダウン症児の小学校の選び方、について書いていきます。
ダウン症児が通う小学校の選択肢には、
「普通小学校の普通学級」
「普通小学校の支援学級」
「支援学校」
の3つがあり、親の希望で選べるようになっています。
しかしながら、一度入学すると、
「普通小学校」と「支援学校」の間での
転校は基本的には認められていません。
なぜなら、「普通小学校」と「支援学校」は
生徒に達成してもらいたい目標が異なり、
6年間でそれぞれが目指す目標を達成できるように
カリキュラムが組まれているからです。
したがって、小学校に入学する6歳の時点で、
今後6年を過ごす環境を選択することになります。
子どもが6歳の時点で、
今後6年間の成長を見据えて
選択するのは非常に難しく、とても悩みます。
きょうは、これから
そのダウン症児の小学校選びの考え方
について書いていきます。
スポンサードリンク
普通学級、支援学級と支援学校
まずは、ダウン症児が通うことができる3種類の選択肢ついて、
簡単に書いていきます。
- 普通小学校の普通学級
健常児のみなさんが通う小学校のクラスです。普通小学校は心身の発達と学力を身につけることを目標にしています。
- 普通小学校の支援学級
普通小学校に通い、基本は普通学級で学習をします。
そのなかで、ついていくのが難しい授業など
1日に数時間は少人数で学習できる支援学級で
きめ細かい学習を受けることができます。 - 支援学校
支援学校は生徒が「自立」できることを目標にした学校です。
少人数のクラスで、生活に密着した「着替え」や「トイレ」など
生徒の成長に合わせた、きめ細かい指導を受けることができます。
小学校選びの考え方
小学校に通わせる一番の目的、
それは、
「ダウン症児に成長してもらう」
ことですよね。
したがって、ダウン症児の成長に合わせて、
小学校を選ぶことがもっとも重要です。
普通小学校で、国語や算数を学ぶほうがよいのか、
支援学校で、自立に向けた生活の基本を学ぶ方がよいのか。
ダウン症児が成長できるほうを選んであげる必要があります。
そして、もう1点、
小学校選びで大切だと思う事があります。
それは「周りの環境」です。
普通小学校に入学する大きなメリットは、
「たくさんの健常児がいる環境で学校生活を送れる」
ことです。
普通小学校に入れば、
ダウン症児たちよりも成長が早い、
健常児たちと一緒に生活をすることができます。
保育所や幼稚園でのダウン症児の様子を見て、
「健常児たちのまねっこが好きで、
それによって出来る事が増えているな」
とか
「健常児たちから刺激を受けて成長しているな」
と感じられる場合は、
普通小学校に入学することで、
授業にはついていくのが難しくても、
健常児たちから受ける刺激で成長できる可能性があります。
この「周りの環境」という視点も持って、
小学校選びをしてくださいね。
スポンサードリンク
まとめ
きょうはダウン症児の小学校選びの考え方について書いてきました。
ただ、当然のことですが、普通小学校、支援学校とも
学校や先生によって、受けられる指導は異なります。
例えば、普通学級でも非常にきめ細かい指導が受けられるところもあれば、
逆に、支援学級なのに、満足のいく支援を受けられない場合もあります。
普通小学校、支援学校ともに、
入学の約1年前から、
説明会や個別面談が開催されます。
普通小学校、支援学校、そして教育委員会とも
十分に話し合いをし、ダウン症児にとって
もっとも成長できる小学校を選んであげてください。
小学校について考えはじめるタイミングに関して
他の悩みとともにこちら↓にまとめていますのでご覧ください。