こんにちは、おとパパです。
きょうは、療育手帳で受けられる減免、割引
について書いていきます。
ダウン症児は、知的発達が遅れることが多く、
知的障がい者向けに都道府県が発行する
「療育手帳」を受け取れることが多いです。
「療育手帳を持つ障がい者は
公共の交通機関での移動は大変なので、
自動車は生活に必要不可欠である」等の理由から、
療育手帳があると、自動車税などが減免されます。
きょうは、療育手帳により、
受けることができる減免、割引について書いていきます。
※ 減免、割引内容は地域により、多少異なります。
こちらの記事は、全ての地域に共通するものではないのですが、
こういったものが減免、割引になる可能性があると
知っていただくきっかけになればと思って書いています。
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自動車税、自動車取得税の減免
自動車の購入時にかかる「自動車取得税」
および、毎年納税する「自動車税」
が、療育手帳により減額または免除(減免)になります。
対象者は、療育手帳を持つ本人、
または、療育手帳を持つ者の家族
となっており、
減免を受けられるのは、
療育手帳を持つ者1人あたり1台
となっています。
また、減免額に上限がありますが、
値段の高いまたは、大きな車でなければ、
全額免除されるようです。
我が家はカローラフィールダー(1500cc)に乗っていますが、
自動車取得税、および毎年の自動車税は全額免除になっています。
JR乗車券半額
JRの乗車券代が
療育手帳により、本人半額になります。
また、療育手帳は知的発達度合いにより、
「軽度」「中度」「重度」の3つに分類されますが、
「重度」の療育手帳の場合は、
本人および付添1人の乗車券代が半額になります。
なお、半額になるのは「乗車券代」のみであり、
電車代すべてが半額になるわけではありません。
どういうことかと言いますと、
例えば、新幹線に乗った場合、
その代金すべてが半額になるというわけではありません。
新幹線の代金は「乗車券」と「特急券」から成り立っています。
例えば、新大阪〜東京の新幹線代は
大人:13620円(自由席の場合)
ですが、その内訳は
乗車券代:8750円
特急券代:4870円
となっており、療育手帳で半額になるのは、
乗車券代の8750円の部分のみになります。
それでも、十分大きな金額で非常に助かりますが、
新幹線代すべてが半額になるのではないことにご注意くださいね。
高速道路代半額(重度のみ)
これは「重度」に分類される療育手帳を
お持ちの方に限定されるのですが、
高速道路の通行料金が
療育手帳により半額になります。
こちらは事前に車とETCカードを登録しておく必要があり、
登録した車と登録したETCカードの組み合わせで
割引を受ける事ができます。
登録したETCカードを別の車(例えばレンタカー)
で使用しても割引は受けられませんので、
ご注意ください。
航空運賃割引
国内線における飛行機代が
療育手帳により本人割引になります。
また、療育手帳が「重度」の場合には、
付添1名も同様に割引を受けることができます。
ただ、療育手帳による割引よりも
「先得(JAL)」「旅割(ANA)」
のほうが割引額が大きい事も多々あるので、
予約時にどちらが安いか比較することをオススメします。
NHK受信料減免
NHK受信料も療育手帳により、
減免になる制度がありますが、
療育手帳の所有者本人が、
世帯主でないと減免にはなりませんので、
ダウン症児(世帯主でない)の場合には、
NHK の減免を受ける事ができません。
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まとめ
きょうは、療育手帳で受けられる減免、割引について書いてきました。
ここに書いたのは、ごく一部になります。
療育手帳により受けられるサービスは多岐にわたり、
地域によっても異なります。
例えば私の住む町では、
「水道料金の基本料金免除」
「バスの運賃半額」
「私鉄乗車代金半額」
「タクシー代金割引」
などがあります。
それぞれの地域で療育手帳により受けられるサービスは
市役所の福祉課で教えてもらえると思います。
私の町では、福祉課で「福祉のてびき」という
療育手帳を受けられるサービスを
まとめた冊子を受け取れました。
ぜひ一度、市役所の福祉課に
問い合わせをしてみてください。