ダウン症児の一過性異常骨髄増殖症(TAM)と白血病について

この記事は2分で読めます

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こんにちは、おとパパです。

きょうは、ダウン症児の合併症のひとつである

一過性異常骨髄増殖症について書いていきます。

 

ダウン症児は生まれた時点で

さまざまな合併症を抱えている可能性があります。

 

発生頻度が低い合併症のなかに、

一過性異常骨髄増殖症という症状があります。

 

我が家のダウン症の長女は、

この一過性異常骨髄増殖症を

抱えて生まれてきました。

 

きょうはこれから、

その一過性異常骨髄増殖症について書いていきます。

 

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一過性異常骨髄増殖症(TAM)とは

まず、一過性異常骨髄増殖症とは

何かについて書いていきます。

 

一過性異常骨髄増殖症とは、

生まれて間もないころに、

血液中の白血球の数が一時的に増加する症状のことをいいます。

 

これはダウン症児特有の症状で

発生する確率は約10%と言われています。

 

白血球が増加した状態は

数週間から数ヶ月の間に

自然と軽快していきます。

 

一過性異常骨髄増殖症はその英語名の

頭文字をとって、「TAM」と呼ばれることがあります。

 

私たちの主治医の先生も長女のこの症状を説明してくださるときに、

「TAM」という言葉を使っておられました。

 

一過性異常骨髄増殖症の治癒後

一過性異常骨髄増殖症の症状が快復後も、

定期的に血液の経過観察が必要になります。

 

それは、数年後(3〜4歳頃まで)に

約30%の確率で、白血病を発症する可能性があるためです。

 

長女の場合も、1歳になるまでは、

毎月、病院で血液検査を受けていましたし、

その後も、少しずつ頻度は下がりましたが、

定期的に血液検査に通っていました。

 

血液検査のたびに、

「白血球の値があがっていないように」と

願っていたのを覚えています。

 

幸い、長女は白血病を発症することはなく、

6歳になったいまでは血液検査からも卒業しています。

 

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まとめ

きょうは、ダウン症児特有の

一過性異常骨髄増殖症について書いてきました。

 

一過性異常骨髄増殖症は自然と症状が良くなりますが、

ダウン症児が抱える他の合併症のなかには

早期に発見することが大事なものもあります。

 

もし、お子様がダウン症であることがわかったら、

すぐに合併症の検査を受けさせてあげてくださいね。

 

ダウン症児に高い頻度で発生する症状については

こちら ↓ にまとめていますので、ご覧ください。

 ダウン症児が高い確率で抱える合併症一覧

 

 

さいごに

当サイトでは、赤ちゃんが生まれたときから

抱える先天的な障がい「ダウン症」について取り扱っていますが、

「ダウン症」以外にも先天的な障がいは存在します。

 

そのなかに、妊娠前、妊娠中に少し気をつけるだけで

発生する確率を大幅に下げることが可能な障がいもあります。

 

詳細はこちら

 

妊娠を望まれている方、妊娠中の方はぜひご覧ください。



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おとパパです。
我が家には、12歳になるダウン症児がいます。
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