こんにちは、おとパパです。
きょうは、ダウン症の合併症について書いていきます。
ダウン症児は健常児に比べ、
体になんらかの異常を持って、
生まれてくる可能性が高いです。
以前は、その異常が原因で幼くして亡くなる
ダウン症児が多くおられましたが、
いまは、医学が進歩し、早期に発見できれば、
多くの異常が治療できるようになりました。
ダウン症児の大切な命を守るためにも、
合併症についての正しい知識を身につけておきましょう。
これから、高い確率でダウン症児が抱える合併症について
紹介していきます。
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内臓の合併症
まずは、内臓の合併症について書いていきます。
1.心臓疾患
ダウン症児に圧倒的に多い合併症が、この心臓疾患です。
健常児が心臓に異常を持って生まれてくる確率は約1%ですが、
ダウン症児は、その40%〜50%が生まれつき
心臓になんらかの異常を持っています。
早期発見し、手術を受ける事で完治する場合が増えています。
そのため、早期発見することが非常に大切です。
2.消化器系疾患
心臓疾患の次に多い合併症が消化器系の疾患です。
ダウン症児のうちの3〜8%が消化器に
なんらかの異常を持っています。
十二指腸が閉じている十二指腸閉塞。
校門が開いていない鎖肛などがあります。
消化器系疾患も早期発見、手術を受ける事で
治療できる場合が多くなっています。
3.呼吸器疾患
ダウン症児は、呼吸器が弱く、
風邪から、気管支炎や肺炎などの
呼吸器疾患に移行することがあります。
風邪の症状がみられたら、
早めにお医者さんに診てもらうことが大事です。
眼や耳の合併症
次に、目や耳の合併症についてです。
1.眼疾患
ダウン症児の約60%が目に異常を持っています。
斜視や、眼振(黒目が上下または左右に震える症状)、
近視、遠視などの可能性があります。
早期発見し、矯正めがねや、手術により、
症状が緩和、完治します。
2.耳疾患
ダウン症児は難聴であることが多く、
また、浸出性中耳炎になりやすいと言われています。
浸出性中耳炎を放置したことにより
難聴になることもありますので、
浸出性中耳炎の早期発見、治療が重要です。
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まとめ
きょうは、ダウン症の代表的な合併症について解説してきました。
合併症は早期に発見できれば、
多くの場合、治療または緩和できます。
もし、お子さんが「ダウン症かも?」と思われたら、
こちら↓の記事を参考に、
ダウン症の特徴をお子さんに照らし合わし、
多くの特徴に当てはまれば、
合併症の早期発見、治療のために
すぐにダウン症の確定診断を受ける事をオススメします。
また、幼少期にダウン症児が
自ら異常を訴える事はありません。
したがって、両親がダウン症児の合併症について
しっかりと知識を身につけ、気付いてあげる事が重要です。
我が家の長女も、風邪をひいたときには、
早期に耳鼻科に診てもらい、
浸出性中耳炎になっていないかを確認してもらっています。
浸出性中耳炎には何度もかかっていますが、
早期発見、治療のおかげで、
難聴には至らずにすんでいますよ。
ダウン症児の合併症は
「早期発見、早期治療」が非常に重要です。
このことを覚えておいてくださいね。