こんにちは、おとパパです。
きょうは、ダウン症の原因は遺伝なのか、について書いていきます。
自分の、または、自分の結婚相手の、
きょうだいにダウン症者がいたら、
「自分の子供もダウン症になる可能性は高いのだろうか？」
と心配になりますよね。
これから「ダウン症は遺伝が原因なのか」を説明するために、
まずは、ダウン症の種類について書いていきます。
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ダウン症の種類
ダウン症には大きく以下の３つの種類に分けられます。
それぞれ特徴が少し異なります。
１．標準トリソミー型
ダウン症で圧倒的に多いのが、この標準トリソミー型です。
ダウン症全体の90%〜95%がこのタイプです。
この標準トリソミー型は
・精子、または卵子ができるときの偶発的な分裂異常
・受精卵発育初期の偶発的な分裂異常
のいずれかが原因で生まれてきます。
したがって、このタイプのダウン症児は
親が健康体であっても生まれてくる可能性があります。
２．転座型
ダウン症全体の5%〜6%が、転座型です。
転座型の場合、その半分は、標準トリソミー型と同じく、
・受精卵の偶発的な分裂異常
が原因です。
そして、残りの半分は遺伝性です。
両親のいずれかが、転座型の因子(親はダウン症ではない)
を持っていることが原因です．
３．モザイク型
ダウン症全体の1%〜3%が、このモザイク型です。
このモザイク型も
・受精卵の偶発的な分裂異常、
が原因で、両親が健康体でも生まれてきます．
このモザイク型は、「軽度のダウン症」とも言われおり、
ダウン症に特有の症状があまり見られないため、
外見からはダウン症とわからないことも多いです。
ダウン症は遺伝が原因か
さて、ここまで、ダウン症の種類について書いてきましたが、
それでは、ダウン症は遺伝が原因なのでしょうか？
結論は
「転座型は遺伝が原因の可能性があるが、
ダウン症で最も多い標準トリソミー型は遺伝が原因ではない」
です。
これまで説明した通り、ダウン症は
・精子、卵子、受精卵の偶発的な分裂異常
が原因で生まれてきます。
親がダウン症の因子を持っていて、
それが原因でダウン症が生まれてくるケースは
ダウン症全体の2%〜3%程度です。
したがって、
ダウン症は遺伝が原因ではないことが大半です．
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まとめ
今日は、ダウン症は遺伝が原因か、について書いてきました．
結論は、
「ダウン症の90%以上が遺伝が原因ではない」
です。
しかし、もし自分や、結婚相手のきょうだいにダウン症者がいると
「もしかして、遺伝の可能性がある転座型かも？」
と不安になると思います。
そのときは、ご両親に
きょうだいのダウン症の種類について
聞いてみるのがよいと思います。
ダウン症児は確定診断の後に、
ダウン症の種類についても検査していること多いです。
なので、ご両親は、ごきょうだいのダウン症者が、
どのタイプなのかきっとご存知だと思いますよ。
ちなみに、うちの長女は確定診断後に、
ダウン症の種類についても検査し
「標準トリソミー型」
であることが判明しました。
このホームページではダウン症に関する情報を提供しています。
下記の紹介記事を参考にぜひ、他もご覧ください。
妊娠中に受けることができるダウン症の検査についてはこちら↓
ダウン症を出産する確率については、こちら↓
ダウン症児の特徴については、こちら↓
にまとめていますので、あわせてご覧ください。
